山笠の行事や道具には独特の言い回しがたくさんあります。これらの“ことば”を理解することで、山笠見物の楽しみが倍増することでしょう。
勢い水 |
櫛田入り |
清道旗 |
山小屋 |
山笠が走るとき、沿道から浴びせかける水。舁き手のほてった身体を冷やし、士気を鼓舞すると同時に、道路を濡らすことで山笠の進行を円滑にし、山笠台を固定する麻縄を強くする効果もある。
「おっしょい、おっしょい」という山笠独特のかけ声。「わっしょい」ではない。山笠が勢い水を浴びて走っているときは「おいっさ、おいっさ」と調子も速く短くなる。
追い山は5キロのコースで時間を競うものだが、このうち櫛田神社横の山留め(スタート地点)から境内の清道旗を回って境内を出るまでを言う。距離にして約112メートル、わずか30秒前後のドラマに男たちが全身全霊を注ぐ、山笠のクライマックス。一番山のスタートは7月15日午前4時59分。二番山は5時5分、三番山以降は5分ごとに櫛田入りする。
奇数番号の山笠。最上部に「櫛田宮」「祇園宮」「大神宮」と書かれた神額を掲げる。飾りの人形は勇壮を旨とし、もっぱら武者物を配する。
山笠が櫛田入りする際、旋回点の目安として立てられる長旗。緋に「清道」の文字が白抜きされている。櫛田神社の境内のほか、コースにある東長寺、承天寺の門前の3カ所に立てられる。
山台の上に座り、舁き手を叱咤激励および指揮する役目。赤白のねじりのたすきをかけ、表(正面)と見送り(裏面)に3名ずつ上がる。豊富な経験と運動神経が要求されるので最高の名誉とされる。
偶数番号の山笠。最上部に「御堂」もしくは「館」を配する。飾り物は優美を旨とする。
山舁きを終え、その日の結果と無事を祝う酒宴のこと。町内各所に設置された詰め所でなごやかに歓談する。関係者の精神的結束を強める場でもある。
「祝い目出度」とも言い、博多ではめでたい席で必ずこの唄を歌う。山笠では、追い山で一番山が清道を回ったときに、また一年間に亡くなった流れの功労者の霊を弔い感謝する際に故人を偲んで歌う。
博多風の手締め。一般の会合でも用いられるが、山笠では重要事項について双方が了承したときに頻繁に用いられる。また当番町が流れの舁き手を迎えるときに、礼を尽くす意をこめて行う。
6月中旬の吉日に行われる山笠づくりの一番最初の作業。櫛田神社に1年間預けていた6本の舁き棒を受け取り、博多湾の海水で洗い清める。
山笠期間中、舁き山や飾り山を安置する建物(格納庫)。通例では当番町内に建てられる。山笠の正面(表)が櫛田神社の方向、もしくは東を向くように設置される。








