
福博の街に夏を告げる博多祇園山笠。760余年の伝統を誇る博多祇園山笠は、博多の総鎮守・櫛田神社の奉納神事であり、国の重要無形民俗文化財でもあります。
7月1日に、福岡市内のあちこちに豪華な飾り山(静の山笠)が公開されると、福博の街は、山笠一色に染まり、静と動が見事に競演する15日間が始まります。
締め込み姿の舁き手の男集に、威勢よく勢い水がかけられ、重量1トンもの舁き山(かきやま)をオイサッ!オイサッ!と勇ましい掛け声と供に舁き、後方から勢いよく山を押して博多の街を走りぬける舁き山は緊張感とスピード感にあふれます(動の山笠)。
7月15日午前4時59分の「追い山」で、クライマックスを向かえ、博多の街は熱狂のるつぼと化します。“山のぼせ”の勇壮で豪快な男たちの鼓動と熱い魂は、見る人すべてに感動を与えます。
- 通年公開される櫛田神社の飾り山笠に加え、福博の街の各所に大きな飾り山がお目見えする。高さ15メートルを超えるものもある。
- ●開催場所:マップ参照
- その年の当番を務める町による身を清めるみそぎ。各流ごとに東区の箱崎浜に集合し、夕日に向かって柏手を打って15日間の安全を祈願した後、持参した「ます」や「てぼ」にお汐井(浄め砂)を入れて持ち帰る。
- ●開催場所:マップ参照
- 全七流の舁き手をはじめ幼児から老人までが、それぞれ流ごとにまとまり、「おっしょい、おっしょい」の元気な掛け声とともに箱崎浜を目指す。
- ●開催場所:マップ参照/●開催時間:午後5:30~
- 各流ごとに自らの流区域内を舁き回ってのウオーミングアップ。この日からいよいよ山が動き出し、山笠は静から動へと移る。
- 「祝儀山」とも言われ、早朝5時から6時にかけて舁き出される。功績のあった古老たちや将来の舁き手となる子どもたちに、台上がりが許される。
- 他の流区域まで出向いての流舁きで、いわば相互表敬訪問といったところだ。
- 15日の追い山に向けた予行練習として約4キロのコースを走り、本番さながらのタイムレースが繰り広げられる。
- ●開催場所:マップ参照/●開催時間:午後3:59~
- 舁き山が那珂川を渡って福岡部へ舁き入る唯一の日。呉服町交差点から中央区天神の市役所前まで1.2キロの道のりを走る。この日の台上がりは、市長はじめ福博の知名士が務める。
- ●開催場所:マップ参照/●開催時間:午後3:30~
- 10日の流舁きと同じく、流区域内を舁き回る。翌日の追い山に向けての最終調整だ。
- 午前4時59分、大太鼓の合図とともに一番山が櫛田神社の「清道」を目指して突っ込む。そして1分間の「博多祝い唄」を歌った後、境内を飛び出していく。以降二番山から七番山まで一定の間隔を置いてその後を追う。
- ●開催場所:マップ参照/●開催時間:午前4:59~
お汐井取り |
追い山 |
櫛田神社を拠点に15日間にわたり展開される博多祇園山笠。
追い山をはじめとする期間中の各行事のコースは、博多の歴史の宝庫でもある。
この博多祇園山笠観光マップをダウンロードする。
博多祇園山笠観光マップ(PDF形式:214KB)
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桟敷席 |
櫛田入りのため、全流が勢揃いする。12日の追い山ならしは午後2時から2時半ごろまで、15日の追い山は午前1時30分から2時ごろまでに、次々に舁き山が集合する様は圧巻。
桟敷券を入手するのは大変だが、ダイナミックな櫛田入りを堪能できるのは、やはりここ。テレビ中継も入り、清道は男たちの熱気でむせかえるほどだ。
櫛田入りした後、ほとんどの舁き山は萬行寺の前で台上がりの交替を行う。台上がりとは、舁き手を叱咤激励する役目。
東長寺前門で出迎える住職に、各流の台上がりが一礼してあいさつする。
博多祇園山笠発祥の碑がある承天寺の清道を回って、舁き山が狭い道を駆け抜ける。見物は勢い水によるずぶ濡れ覚悟で、舁き手の邪魔にならないように。
道が広いので勢い水にも濡れず見物しやすい。舁き手の交替も多くなり、舁き山が蛇行しやすくなるところ。
この道をうまく移動すれば、旧東町筋、大博通り、旧西町筋と遠目ながら3度も山笠を見物できる。
広い大博通りから狭い路地に入るので、鼻取りの腕の見せどころ。
最後の角を曲がって廻り止め(決勝点)が見えると、いっせいに男たちが後押しにつき、舁き山にラストスパートがかかる。ゴールした後の感極まった男たちの姿が、観衆の感動を呼ぶ。







