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太宰府あれこれ

花菖蒲

完戸 鷯 2008.06.07
菖蒲池
高浜年男句碑
梅雨の雨でも、晴れ間でも、初夏を鮮やかに彩ってくれるのが花菖蒲です。なかでも指折りのおすすめは、太宰府天満宮の菖蒲池です。太鼓橋が架かる心字池の上手、東神苑に広がっています。

 池には、300鉢、3万本の花菖蒲があり、6月初旬から6月末まで、大輪、小輪、また紫、白、白紫など、色とりどりの花が咲き続けます。花弁の数々が水面を覆って、素晴らしい眺めになります。

 誰ヶ袖(たがそで) 肥後系、濃紅紫に白絞り
 紅椿(べにつばき) 肥後系、濃紅紫に白すじ
 水天一色(すいてんいっしょく・すいてんいっしき) 肥後系、青紫大輪 
 碧涛(へきとう) 肥後系、瑠璃色六英
 桃祭(ももまつり) 肥後系、明るい濃ピンクの中大輪
 秋の錦(あきのにしき) 肥後系、紫紅地に白すじぼかし
 稚児化粧(ちごけしょう) 白地に淡紅ぼかし、大広深咲、六英偉大輪
など、約40種があります。
 
 また花どきの夜(08年は6月7日~16日)にはライトアップされますので、日中とは違った幽玄な趣が浮かびあがってきます。

 清楚で気品のある姿は、梅雨どきのこころを和ませてくれるのです。

 「紫は 水に映らず 花菖蒲」 年尾

 菖蒲と肩を並べるように句碑が一つ立っています。高浜虚子の長男、高浜年尾が1973年(昭和48年)太宰府吟行の折につくりました。自筆の句碑です。
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