よかなびコンシェルジェ(観光案内人)

祭り・イベントの見どころ|山のぼせが語る博多祇園山笠

全身全霊で燃え尽きる!それが山笠の魅力です

7月13日(日)に集団山見せが行われます。
天神で舁き山を見ることができる唯一の日です。
7月15日(火)の夜明け4時59分。魂が震えます。
直会では、男衆の心は来年の山笠に向かっています。
「山笠は世界に誇れる博多の祭りです」と会長・瀧田さん(右)と副会長の豊田さん
みなさん。こんにちは!山笠振興会の瀧田と豊田です。
今回は、実際に山笠の見どころをお話しします。

追い山は、スタートから櫛田入りまで、コース全体の所要時間を計るタイムレースです。
しかし、1位になったといって賞品や賞状などがもらえるわけではなく、
その年の名誉と誇りが残るだけです。

しかし、すべての男衆が名誉のためだけに心を1つにして全力で走り抜けます。
ここまで山笠に夢中になれる理由を、山を舁いてきた私がお話します。

まずは、追い山に向けて徐々に高まってきた緊張感と高揚感が、
時刻が午前4時59分が近づくにつれて最高潮に達します。
カウントダウンが近づくと心がピンと張り詰め、
頭の中が真っ白になるのです。

そしてスタートの瞬間。
全ての高まりが一気に吹き出し、櫛田入りの後は、廻り止め目指して
一心不乱に走り続けます。
最後の廻り止めを駆け抜けた瞬間に襲う、燃え尽きたような虚脱感と達成感。
この感覚が、博多の男衆を惹きつける山笠の魅力だと実感します。

追い山が終われば、その日に山笠を解体します。
数時間後には、福博の町は普段通りの姿に戻り、
山笠が、まるで夢だったのではないかと思うほどの静けさに包まれます。

山笠の最後をしめるのは直会(なおらい)です。
反省会の意味もありますが、これまで苦楽を共にした男たちが酒を酌み交わし、
よりいっそうの団結を図るひとときでもあります。
山笠の期間はわずか15日間ですが、直会では、来年の山笠へと心は飛んでいます。
今年の山笠が終わる7月15日に、来年の山笠が始まっていると言っても過言ではないのです。

<山笠期間中はキュウリは食べないのが鉄則!>

男衆には、山笠に関するタブーがいくつかあります。
よく知られるのが、山笠期間中はキュウリを食べないということです。
これはキュウリを輪切りにした断面が、
櫛田神社の神紋に似ているからといわれています。

<ぜひ勢い水をかけてください!>

 7月13日に、山笠が、呉服町交差点から福岡市役所まで走るのが「集団山見せ」。
博多町衆の祭りである山笠が、城下町・福岡へ入る唯一の日です。
コースの明治通りは電線がなく、天気が良ければ山笠の上に青空が広がり、
山笠と青空のさわやかなコントラストを堪能できます。

 7月15日が山笠のクライマックス「追い山」。
代表的なビューポイントはもちろん櫛田神社の桟敷席ですが、
競争率が高く券を手に入れるのはなかなか難しいと思います。

そこで初めて見る方にオススメしたいのが大博通りです。
道幅が広く視界も開けているため、落ち着いて見ることができます。
お子さん連れでも安心でしょう。

そして、ぜひ勢い水を持参して舁き手に勢いよくかけてください。
舁き手の火照った足を冷やすためと、山足がつくように、
勢い水は、舁き手の足下にかけるようにお願いします。

より臨場感を感じたいなら、旧東街筋の承天寺周辺、
冷泉町から店屋町へ抜ける旧西町筋がいいでしょう。
このあたりは道幅が狭く、すぐそばを舁き山が走り抜けます。
勢い水がかかりますのでびしょ濡れ覚悟で見てください。
しかし、人も多く危険が伴いますので、ある意味、玄人向けのポイントといえるかもしれません。

いづれも山笠見学の際は、運営者の指示に従ってください。
特に、緑と白、黄色と白のねじねじ(タスキ)をしている者は、
交通整理や山笠の安全に行うための指示を担当していますので、
指示に従い、ケガのないようにお願いします。

ぜひ1度、山笠を見に来てください。舁き手の男たちの熱い魂に触れれば
全身がエネルギーとパワーで満たされます!!
今年も山笠でお会いましょう!

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